ゆとり世代による中二病な現代詩~剣と魔法と錬金術詩~

ゆとり世代の管理人が学生時代に書いた中二病な詩を社会人となった今振り返る期間限定ブログです。

矛盾??

全ての事象に理由があるなら
奇跡なんて起こらない
ビックバンが起こらなければ
私は地球に存在しえない
偶然の結果、私が生まれて
必然のリピートで私は死ねる
歩んだ道程が∞分の一なら
私のゴールは何分の一?
私の誕生が一分の一なら
死に行き着くのは何分の一?

 

☆分析・解説

子供の時からすると、道という選択肢はいくらでもある。
しかしながら振り返ると自分が通ってきた道は一本道となっています。
その成果、まるで決められた運命をとおってきたような錯覚に陥るのではないかという発想で書き始めました。

 

運命にも偶然にも思える人生に「偶然の誕生」と「必然の死」という生死を絡めています。
思春期特有の小難しいことを考えたくなる衝動で書いた詩といえますね。
非常にリアリスト的な詩かもしれません。

自分自身もこんがらがって書いていたのでしょう。それがまた、この詩の良さになっているのではないかと思います。
小難しいことを書こうとして記入した結果、自分自身でもわからなくなってしまった。でも必然や偶然、運命に明確な答えなんてないので、この詩のキーワードのように入り乱れることが正解だったのかもしれません。
この詩は失敗作と思っていたのですが、社会人になった今でも答えが出ないため、ある意味「未完成の完成」だったのかもしれませんね。

おとぎの世界

嵐を切り裂く光の緑龍
闇にうごめく無音の天使
鋭く光る瞳の強さを
炎の秤が示してる

ドレミの精の卓上パレード 
くるくる回るエルフたち
夢に輝く魔法の強さを
杖の光が示してる

ほら、あなたも目を凝らそう
大人も夢の世界を見よう

日本の空気を欧米で
缶に詰めて売ってる魔術師
フランスの水をボトルに詰めて
日本で売ってるコロボックル

 ん?まだまだ現実的だ
おとぎの世界に近づこう

紙を刷ってお金を生み出す
現代社会の錬金術師
宇宙の石を機械に埋め込み
空気を美化するドーワーフ

目を良く凝らして見てみよう
耳を澄まして感じよう
ちょっと奇抜なスパイスが
この世界にはあふれているんだ

 

☆分析・解説

この詩は高校生の時に書いた詩です。
ブログの題名的にもちょうどよかったので初投稿にふさわしいと思い記載しました。

おとぎの世界へといざなうと言いつつ、現実から抜け出せない私の詩のスタイルをバカにした自虐ネタの詩です。
使いたい言葉と現実のネタを組み合わせた言葉遊びですね。

この詩は考えながら楽しんで書いたんだろうと思います。
確か、部活の時に買ったミネラルウォーターを見て、ふと思い浮かんだ詩だったと記憶しています。
現代社会はさまざまな魔法であふれていますよね。

必読!このブログと詩について

始めまして管理人の波風ヒロと申します。

このブログで投稿する詩に関しては管理人が16歳から22歳までの学生の間に書いたものが中心となります。
西暦でいうと2006年~2012年までの6年間(高1~大学4年)までに書いた詩を記載していきます。

テーマとしては小説も文学作品も読まない私が思春期である学生時代に殴り書きしていった詩を、その時の心情や背景を加え、社会人(大人)となった今、分析していくというものです。(語彙力もなければ同じような表現を使いまわしてしまっています。ご了承ください。)

何も考えずに思いついたま、言葉を並べていった詩も多いため、私自身理解できないケースもあります。

 


ゆとり世代が学生時代に何を感じ、なにを悩み生活していたかを感じていただければと思います。

同じような単語を使い回ししている詩もありますが、あるがままに記事にしていきます。同じキーワードでも、その時の心情や年齢によって使い方やイメージが異なっていることも感じていただけたらと思います。
大人ではなく、大人になろうと変化している時代だからこそ感じている独特な想いが詰まっているものが多いと感じます。少々重いですがね。
解説・分析は大人となった今、読み返して書いているので当時の感情とは異なっていることも多いかと思いますが、そのギャップも感じていただければと思います。